新聞を読むということ

新聞を読む人が減っている。

博報堂の「生活定点」調査によると、2016年に「平日、新聞
を読んでいる」人は、全世代にわたる集計で56.2%。
半分以上ではあるが、2006年は85.6%だったから、年率4.6%
で減少していることになる。

(注:博報堂「生活定点」調査は2年ごとに行われる。)

60代では、2016年でも83.3%と高率だが、これも2006年と比
べると年率1.4%で減っている。ただし減り方は全世代集計に
比べ少ない。

顕著なのが20代。2016年は28.3%と、三人に一人もいない計算
だ。2006年比の減り方も年率9.3%と急落の様相。

この調査での分析は公表されていないが、スマートホンなど
に配信されるニュースサイトの影響は否定できないであろう。

ニュースサイトだと、自分の考え方や好みにあった記事を選
んで読みがち。ニュースサイト側にある「好みに応じた記事
を選んで配信する機能」がこれに輪をかける。そうした記事
により多く触れることで、考え方が特定の方向に寄って行っ
たり、特定の領域以外への感度が下がっていったりする可能
性がある。

新聞も新聞社ごとの方向性が顕著であることが少なくないが、
広い領域に目配りできる点は特長として挙げてもよいであろ
う。複数の新聞を併読すれば、特定の方向だけに流されるリ
スクも軽減できそうだ。

ジャーナリストの池上彰氏は、著書(*)の中で、「新聞が
『世の中を知る』ための基本かつ最良のツールであることは、
今も昔も変わりません。『一覧性』において新聞に優るもの
はないでしょう。」と語っている。
(*「僕らが毎日やっている最強の読み方」 2016/12 池上
彰・佐藤優 東洋経済新報社)

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