さみしい「り」

文語で完了・存続の意味をもつ助動詞「り」。
文語で俳句を作るときに、「り」の接続には注意が必要だ。

助動詞は用言や他の助動詞に繋がる。通常、前にある用言や
助動詞の活用形はひとつの形に決まっている。

例えば、受身や可能を示す助動詞「る」「らる」は未然形に、
過去を示す助動詞「き」「けり」は連用形に接続する。

ところが、「り」は、まず接続する動詞の種類が限定されて
いる。四段活用する動詞と、サ行変格活用をする動詞だけに
繋がる。

「落つ」などの上二段活用動詞、「見ゆ」などの下二段活用
動詞には接続できないのだ。「x見えり」は誤用となる。

繋がる場合も、それぞれに活用形が異なる。

四段活用動詞の場合は、已然形に、
サ行変格活用動詞の場合は、未然形に、接続する。

開成高校教諭で俳人の佐藤郁良氏は、「俳句のための文語文
法入門」(角川学芸出版)の中で、「さみしい(サ・未・四
・已)り」いう覚え方を紹介している。

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